革ジャン⇔スーツ

毒は持っていません。毒と感じるのはあなたの感性。

占い師に私の運命を見てもらった

数ヶ月前にも見てもらったが見る人が変わればどうなんだろうか、とその真意を確かめるべく私はまた新橋に向かった。そもそも私はこういう占い的なもの、スピリチュアル的なものは信じないと頑固一徹タイプであったわけだが、前回の占いで占星術とは統計学であるという説明を受けて大層興味が湧いた、というシンプルで分かりやすい性格の私がハマる可能性アリという話である。目の前の先生が「降りてきた!降りてきたああああああーっ!」などと霊を呼び寄せようとしたならば静かに席を立つであろう。

今回は女性の先生に見てもらったわけであるが、結論から言うと私の運命は表現の仕方や説明の順序こそ違ったが前の占いとほぼ同じであった。23歳から30歳までの運命は最強、33歳で転機、その後3の付く43歳、53歳、63歳の時期に運命の転換時期がくるというものである。運気は今が最高ピーク時期、この後3年くらいで緩やかに下がって行くが全体の運気は良いステージにいるから下がったとて気にする必要は無い、との事であった。前回もそうであったが、私はこの手の占いでは別に「良いこと」が聞きたくて行っているわけではない。私の注文は「悪いことを言ってくれ」というものだ。どの年にこういう事案に気をつけた方が良いという話を聞いていれば、準備、身構えることが出来るからである。しかしながら占い師の言葉は「あなたは何かを始める時、計算・準備をかなり綿密にして小さな事を積み上げるタイプなので大きな怪我は絶対にしない」との事で私としてはさほど面白くない結果となった。

気をつけた方が良いのは「めんどくさいからそれもう買うとけや」「困ってるならこれ使ってくれ」などの所謂「どんぶり勘定」で私に近づく人に散財する可能性があるという話だ。同じ事を前の占い師にも言われた。お金の計算を細かくしてくれる信用のおける人物を近くに置きなさいとのことであった。それは心配ない。私の実弟が私の出来ない細かい処理をしてくれている。そして「あなたは格好をつけたい人だ。格好悪いところを見られたくない人だ。だから誰も見ていないところで努力をする。そして誰も見ていないところで疲れる。その疲れや苦悩を見せる事が出来る人を見つけて見せた方が良い」とのことだった。

最後に私は占い師に言った。「私自身は何もない、大した事のない人物だ。しかし私の周りは素晴らしい人物ばかりだ。金がない、仕事がない、それでも一生懸命やってる私を見て助けてくれた人達が私の周りに沢山いる。今は調子良いかもしれないが、その人達に今後私が迷惑を掛けるかもしれない時期はあるか?」と。占い師は言った。あなたは「助けてほしい人」なんだと。そしてあなたを「助けたい人」達があなたの周りに沢山いる。あなたがそのままで、ちゃんと向き合いながら仕事をしていれば運気が下がる事はない。あなたは全く問題ない。と言ってくれた。

これを読んでいる貴様らも私を助けてくれないか。プッツリと死なないように見張っててくれ。礼はする。居酒屋で一杯やろうじゃないか。もちろん私が奢るよ。