革ジャン⇔スーツ

毒は持っていません。毒と感じるのはあなたの感性。

インターネットにおけるスルースキル

「気にしなきゃ良いじゃん」なんて鋼のメンタルをお持ちの方達はもうインターネットの達人なんだろうが、我々のようなそれほどインターネットに入り込んではいない人間にとって気にしなきゃいいなんて豪腕のスルーは難しい。誰かが私の悪口を言っているぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬなんて被害妄想を抱きながら我々新参者は日々インターネットと睨めっこしているのだ。

しかしながらそんな事をいちいち気にしていてはストレスが溜まって仕方があるまい。私がスルーする時の一つの方法をここに書いてみたい。私のような「自信満々」で「偉そう」で「人の意見なんて気にしない」アカウントはいちいち誰かに絡まれる。フッ…バカめ…なんてスルーしてると思いきや私だって5分置きにエゴサエゴサエゴサッサとエブリデイエゴサッサをしてイライラしているのである。

見つけた!見つけたぞ!!!コイツめ!!!俺の悪口を!!!言いやがってからに!!!ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!と行きたいところであるが、そういうのを見つけて「おいコラ貴様」と喧嘩を売ってもめんどくさいだけだ。ここはスルーだ。スルスルスルーである。しかし!ムカつく!俺はそんな事言ってない!と言うかそういう意味で言ってないんだ!せめて俺が言いたかった事だけでも伝えたい!そう!あなたに!なんて思いながらリプライやブコメを入れたらもう戦争開始である。ファンファーレ。

私はこういう時どうやってスルーするのかと言うと、相手の言っている言葉を一度飲み込み、私が言ったこと、私がしたことをまずもう一度思い返すのである。そうすると、相手の言ってることが「まぁそうやって言いたくもなるわな」「私も言い方がまずかったな」「私がした事も人の事言えねえわな」と気付く事が多い。そこでもう一度相手に言いたいことがあるのかと自身に問えば「否、このままにしておこう」となるのである。燃料を追加する必要などないと。

喧嘩なんてものは100%相手が悪いなんて事はまず無い。必ず私にも悪い部分があるのだ。相手の言い分が明らかな嘘だとか誹謗中傷だとか差別的発言であれば言い返せば良いが、好きだ嫌いだレベルの喧嘩となると反省点は必ずあるはずである。しなくてもいい喧嘩はしない方が良い。であれば、自身の行動や言動を、相手に言い返す前に今一度思い返し、自分には悪い部分は無かったのかと考えてみるのが吉だ。私の場合はほぼ「私も悪いな」と思う事が多い。もっと言えば「私の方が悪い」的な事も多々あるのである。

別に離れても構わない相手と喧嘩するのは不毛であるしそこにストレスやエネルギーを使うのはバカバカしい。インターネットを見てイライラする諸君は今一度「自分はその時どうであったか」を考えてみては如何だろうか。私はこれで大体治まってスルーを行使出来る。スルーが出来るようになるともっと見たくなる。色んな人達をウォッチする。そう、私はそうやって色んな人達をウォッチしている。私のアイコンは目だ。何も言わず、足跡も残さず私が興味のある人達を見ている。そして私も誰かに見られている。インターネットとはそういう場所なんだと認識しながら日々活動したい。

 

コーラックでウンチ出た私を、世界中の人達が見ているのである。