革ジャン⇔スーツ

毒は持っていません。毒と感じるのはあなたの感性。

歪んだシツコイ向上心

私みたいなもんは良い学校出てるわけでもなし、特に技術があるわけでもなし、まぁその辺のクソ野郎と変わらねえと自分では思ってるのですが、フラフラと遊んでいた20代を終えて30歳から真面目に、というか真剣に仕事をしようと心に誓って今まで頑張ってまいりました。起きてる間は業界の専門書を片手に勉強、三徹四徹は当たり前だのクラッカーで「ブラック企業って何ですか?」と、もう完璧にイッちゃってる的に仕事のことばかり考えておりました。おかげさまでとりあえず食うには困らない程度で稼げるようになり、大手とも取引しながら胡散臭い奴らから離れることが出来ましたね。とりあえず良かったですね。自分でも思いますけど私変わってるんですよ。シツコイんです。やるっつったらやらないと気持ち悪いんですね。社内の人間の目とか周りがどうのとか知らんのですよ。アイツ売り上げ少ないくせにまだあれやってんの?バカじゃないの?なんて思われてもですね、途中で辞めて言い訳するのってクソダサいのでやりたくないんですよね。要するにカッコつけなんですよ。実際カッコついてないし売り上げ無い方がカッコ悪くね?と普通は思うんでしょうけど、私的にはどの面下げて売れないからって他のことやんのよと、売れないからって諦める方がダセェわバーカと思いながらしつこく食い下がるわけですね。会社にしたら迷惑千万ですね。私にしてみるとですね「知るかボケ。お前がやれって言ったんだろうが」なんて思いながらやり続けるわけですよ。嫌ならクビにしろなんて思ってましたので。シツコイですね。でもこの時にやってた売れない商材が今の売り上げの柱となってるんですね。シツコイ!で、ですね、思い起こすと私は小学校の頃からそういったややこしい性格をしててですね、さっきそれを思い出したわけですよ。私は小学校の時ソフトボールをやっててですね、ピッチャーだったんですよ。ウインドミルですよウインドミル。知ってます?ぐるっと腕を回して投げるんですけどね。まぁその投げ方が何でかよく分かりませんが私の投げ方は変わってたんですよ。まぁ文章では説明出来ませんけども内股になってたんです。その投げ方を見て周囲の友人なんかは「オカマ投げ」とからかい笑ったんですね。小学生ですから最初はまぁショックを受けるわけですが、先ほど申しました通り私のこのややこしい性格はですね、「この投げ方で上手くなったるわお前ら全員シバいたろかボケ」となるわけですね。毎日学校終わったら壁を相手に投げまくってたら当時キャッチャーやってた一つ下の子が付き合ってくれるようになりましてですね、それをたまたま見つけた監督も協力してくれて弱かったチームがそこそこ強くなったんですね。私の球も一番とは言いませんけども早くてコントロール良いピッチャーがいると地域で言われるようになったわけです。そうなるとですね、今までオカマだ何だと言ってた奴らは何も言わなくなるんですよ。その時からですね、「やってりゃ何とかなる」んだろうなと無意識にそのしつこさが定着したんだと思います。ギターも途中10年スッパリ辞めてましたがそれを除いても20年弾いてますよね。上手くはないんですけどね。好きなんですよ。ずっと。何やかんやで少しづつ結果を残して続けてる今の仕事も好きなんでしょう。もう45歳ですからね。今からまだ何かシツコイ事始めんのかな?なんて考えますけど、そのシツコイには必ず周りの「何だコイツダセェな」が必要なんですよ。最初から「良いですね!」と言われると萎えるか飽きるんです。ダッセェのをカッコよくなるまで育てるのが好きなんですよ。小さい頃、泥団子がピカピカに光るまで磨きませんでした?クソみたいな奴らから見える私の見た目なんてどうでも良いんですよ。私は顔を歪めながらソイツらが黙るまで磨くんです。