亡霊の戯言

どんな理由があれど悪は悪。価値観?知るかそんなもん。

そうだルブタンを買いに行こう

「釣った魚に餌をやらない」なんてことを昔はよく耳にしたが最近聞かない。これだけ女性蔑視云々と騒がれている世の中でそんな言葉を使うと「女は魚じゃねえ」「餌って何だよこのクソ野郎タヒね」などと炎上するんだろう。まぁでも我々世代ではギリでこんな言葉をよく聞いていた。私はどうであったか。逆である。奥さんと付き合ってた時はプレゼントというプレゼントをあげた覚えがあまりない。物くれる男が良いんだったら物くれる男と付き合えば良いじゃんと相当ひねくれていた(今もだが)のもあるし、その頃は会社を独立する云々で本当に金が無かった。金のないオッサンなんて地雷以外の何者でもない私とよく付き合ってくれたもんだと思い「私と何で付き合ったの?」と聞いてみた事がある。返事は「変なオッサンだったから」だそうだ。おいこれを読んでる変なオッサンども。変なオッサンでもまだ希望はあるから諦めるなよ。金が無いながらも私の得意な人間観察を行っていた結果、ある日奥さんが雑誌でルブタンをジーっと見ているのに気が付いた。私はパンプスを履く女性が好きだ。出来れば10cmでお願いします。そして奥さんもパンプスが大の好物である。うーむむむと思案した結果、私は自分の時計や鞄などを売ってルブタンがギリギリ買える金を手にした。当時ヨレヨレのスーツを着た30代の疲れたオッサンはルブタンに足を踏み入れた。何だココは。パンクショップか?靴や財布にこれでもかとスタッズが施された商品が並んでいた。クラストハードコアだな...などと思いながら見ていると、丁寧な店員さんが色々ルブタンについて教えてくれた。予算もあるしそんな高いの買えないけど出来るだけ可愛いものをと選んで、初めて当時の奥さんにプレゼントしたのを覚えている。10年以上前の話である。もうすぐ奥さんのお誕生日。何が良いかなと先日からずっと考えていたが靴にしよう。「あたしおかあさんだから」ではないが、チビが小さいから彼女は最近スニーカーばかり履いている。たまには彼女の大好きな靴を贈ろう。私はあまり家にも帰れてないし子育てもそんなに協力できてない。イクメンなんて私には程遠い言葉である。奥さんがすごく頑張ってくれているから私ももっと頑張って稼いでくる。何が我々にとっての幸せなのかなんて私には分からん。しかしながらどうすれば奥さんが笑うのかは私には分かっているはずだ。私をいつも笑わせてくれる奥さんを、私も笑わせるだけでそんなに難しい話ではない。奥さんと出会ってもう14年。変なオッサンからカッコ良いオッサンに昇格するべく、私は日々仕事を頑張って精進するのである。

 

jp.christianlouboutin.com